Windows環境でdockerをインストールしてみたのですが、WindowsではVirtualBoxが仲介してしまい、あまり使い勝手が良くないなと思いました。
なのでAWS上で構築した方が簡単かもしれないと思い、試してみました。
思っていた以上に簡単に構築できましたので、
下記にdockerをAWS上のEC2にインストールする手順を試してみました。
前提
・AWSのアカウントを作成していること
・EC2サーバを構築していること
EC2にdockerをインストールする手順
EC2へssh接続する
では、まずはEC2にローカル環境からssh接続してみましょう。
コマンドプロンプトで下記コマンドを実行し、ログインできることを確認します。
ssh -i <<キーペア>> ec2-user@<<グローバルIPアドレス>>
Complete!
[ec2-user@ip-192-168-1-97 ~]$
ログイン後はdockerを下記コマンドにてインストールします。
sudo yum -y install docker
dockerをインストールしたら、起動させます。
sudo service docker start
Dockerfileを使ってDockerイメージを作成
作業用のフォルダを作成します。
mkdir hello-docker
cd hello-docker
次に、事前準備として、nginxからWEBページを表示させるHTMLファイル(hello.html)を作成しましょう。
HELLO FROM DockerComplete!
ここでは、上記で準備したHTMLファイルの内容を、WEBサーバのnginxで表示してみます。
まずは「Dockerfile」を用いてdockerイメージを取得します。
FROM nginx #①
COPY ./hello.html /usr/share/nginx/html/ #②
①では、ベースとするDockerイメージである、nginxを指定しています。
②ではHTMLファイルを、nginxの公開ディレクトリ配下にコピーしています。
それでは、作成したDockerfileを作業用のフォルダに配置し、Dockerイメージを作成します。
Dockerビルド(Dockerイメージを作成するコマンド)を実行します。
cd <Dockerfileが存在するディレクトリ>
sudo docker build -t <<イメージ名(任意)>> .
これでnginxのDockerイメージが作成できました。それでは、このDockerイメージを使用して、コンテナを起動します。
sudo docker run -d -p 80:80 <<イメージ名(任意)>>
WEBページのデフォルトであるポート番号(80)を指定して実行するのを忘れないようにします。
では、実際にコンテナが起動されているかを確認します。下記をエクスプローラから実行してみましょう。
<<グローバルIPアドレス>>/hello.html
指定したIPアドレスにて、WEBページが表示されていることが確認できました。
これで、EC2にdockerのインストール、およびnginxでWEBページを表示することができました。
まとめ
AWSのEC2サーバにdockerをインストールする方法について纏めました。
コマンドを実行するだけで簡単に構築することができました。
dockerをWindows環境で使うことを迷ったなら、ぜひAWSで構築するのも良いと思います。